15 IU/mL 以下
● リウマチ因子(RF)は、自己抗体の中で最も高頻度に検出されることから、免疫異常をチェックする一般的な検査です。関節リウマチを発見、診断することなどに用いられます。
リウマチ因子(RF)は、免疫に関わるタンパク質に対して反応し炎症を引き起こすという特徴をもち、関節リウマチ(RA)患者の7~9割の方にみられ、RFが陽性と診断された人の4割ほどが関節リウマチであるといわれています。
関節の炎症を引き起こす病気の中には関節リウマチの他にも多くの病気があります。こうした病気では、RFが陽性であるか陰性であるかが診断の手がかりとなることがあります。
RFが上昇しない関節炎には変形性関節症や痛風、ライター症候群などの病気があります。このほか全身性エリテマトーデス(SLE)などの自分の免疫が原因となって起きる病気(膠原病)、慢性肝疾患などではRFが軽く上昇することがあります。
関節リウマチ(RA)、膠原病、肝硬変、慢性感染症、高齢者の一部 など
骨関節症、痛風、ライター症候群、リウマチ熱、強直性脊椎炎