食べ物が食道から胃へ運ばれるのは、“⾷道のぜん動運動”のおかげです。ぜん動運動は、食べ物を体内に移動させる大切な役割を果たしています。

逆立ちしても食べ物が戻ってくることはありませんが、これは食道のぜん動運動がしっかりと機能しているからです。食べ物が食道に入ると、筋肉が収縮して、食物を胃へと押し進めます。

食道のぜん動運動は、私たちが意識しなくても自発的に行われ、食べ物は順調に胃に運ばれていきます。逆に、食べ物が戻ることがあれば、それは消化器系に何らかの問題がある可能性が考えられます。

また、胃にもぜん動運動があります。食べ物の消化を助け、消化した食べ物を腸へと送り出す重要な役割を果たしています。

正常な状態でのぜん動運動と、適切な食べ物の摂取方法によって、私たちは日々、健康的に食事を楽しむことができます。

逆立ちしても食べ物は戻ってきませんが、⾷事の時は逆⽴ちをしないように︕

Coffee break!

食べ物は、食道のぜん動運動で、胃に運ばれます。胃では、胃液に含まれる消化酵素とともに、胃壁の筋肉が食物を撹拌、粉砕し、どろどろの状態にします。

この過程で、食物は小さな粒子に分解され、消化が進みます。