盲腸と虫垂炎

盲腸には、“虫垂”という長さ約5~7cmの細長い袋のような臓器がついています。ここに何かが詰まったりすると炎症が起きて激痛を引き起こします。虫垂は特に注目されないことが多いのですが、何かが詰まったりすると、これが原因で激しい痛みや炎症を引き起こすことがあります。俗に、“盲腸”と言われています。


しかし、“盲腸”とは、実は盲腸そのものではなく、盲腸に付いている虫垂で発生する病気です。この病気の正式な名前は“虫垂炎(急性虫垂炎)”と言います。虫垂炎は、虫垂内部における何らかの障害や詰まることによって引き起こされる急性炎症です。炎症が進行すると、激しい腹痛や吐き気、発熱などの症状が現れ、場合によっては手術が必要となることもあります。


この病気は年齢や性別に関係なく発症する可能性があり、早期の診断と治療が重要です。一般的に、虫垂炎の初期症状は軽度な腹痛や不快感から始まり、時間の経過とともに症状が悪化します。医師による適切な検査や診断が行われた場合、手術や抗生物質による治療が行われることがあります。

盲腸と虫垂炎

盲腸と虫垂炎
盲腸と虫垂炎