心臓について考えると、人間の体がどれほど驚くべき仕組みで構成されているかを感じることができます。1日における心拍数は約10万回です。つまり、心臓は一日の間に10万回も脈を打ち、血液を循環させるという驚異的な働きを行っています。
心臓は、私たちの身体のいたる所に酸素と栄養を運び、老廃物を取り除くために血液を循環させています。一度の心拍で送り出される血液の量は約70ミリリットルです。そして、一日に心臓から送り出される血液の総量は驚くべきことに約7,000リットルにもなります。
あまりにも大きな数値のため実感がないと思いますが、例えば、7,000リットルは、車のガソリンタンクを何度も何度も満タンにするほどの量に相当します。私たちが意識することなく、心臓はこの驚異的な量の血液を体内の各組織へと運び続けています。
計算してみよう!
問題)
心臓から送り出される血液の量は、1日にどのくらいですか?
答え)
1分間の心拍数は60回から80回で、安静時の1回の心臓の拍出量は、約70mLです。1日の心拍数は、実に約10万回になります。
心拍数 約70(60~80)回/分 x 60分 x 24 時間 = 100,800 回
そのため1日に心臓から送り出される血液の量は、
1回の心臓の拍出量70mL x 1分間の心拍数70回/分 x 60分 x24時間
= 7,056,000mL(ミリリットル)
= 7,056 L(リットル)
1日に心臓から送り出される血液の量は、実に約7,000リットルになります。
※1000mL(ミリリットル)=1L(リットル)