eGFR 推算糸球体濾過量

基準値

下記参照

解説

● eGFR(推算糸球体濾過量)は、腎臓の中の糸球体が1分間にろ過している血液の量のことで、血清クレアチニン値と年齢と性別から計算します。食事などの影響を受けないため腎機能を評価するための優れた指標として用いられています。

eGFR(推算糸球体濾過量)は、腎臓の中の糸球体が1分間にろ過している血液の量のことで、血清クレアチニン値と年齢と性別から計算できます。

腎臓が老廃物を排泄する能力を調べる検査で、腎機能の評価に使われます。

この値が低いほど腎臓の機能が悪いということになります。

健康な腎臓は1分間に90mL以上の血液をろ過しています。eGFRが90mL/分/1.73m²以上だと、腎臓は十分に働いています。

慢性腎臓病(CKD)の重症度分類

慢性腎臓病(CKD)の重症度分類

日本腎臓病学会 CKDガイドライン2012

※eGFR(ml/min/1.73㎡)
※腎機能評価は18歳以上の適応

腎臓・尿路系(男性)

腎臓・尿路系(男性)

腎臓の構造

腎臓の構造

腎臓と腎小体

Coffee break!

● ネフロンの構造

尿をつくる腎臓の機能単位をネフロンといいます。

ネフロンは、腎小体尿細管から構成されます。また、腎小体は、糸球体ボウマン嚢から構成されています。

ネフロンの構造
ネフロンの構造