胸部・腹部CT検査

解説

● CT検査は、エックス線(X線)を使って身体の断面を撮影する検査です。レントゲン検査では見つけにくい病変などの発見に最も有効な画像診断のひとつです。

胸部CTは、レントゲン検査では見つけることができなかったような小さい肺の病変や淡い陰影、骨や心臓との重なりで見つけにくい肺病変などの発見に有効な画像検査です。

腹部CTは、肝臓、脾臓、膵臓、胆のう、腎臓などの病変の発見に有効で、それ以外にも副腎、大血管、腹腔内リンパ節、腸間膜にある病変などの発見に有効な画像検査です。

● 注意点

  • 胸部CTや腹部CTは、放射線を使用するため妊娠中や妊娠が疑われる方は基本的に検査を受けられません。

この検査で疑う疾患

胸部CT検査

肺がん、肺結核、気管支拡張症、気胸、胸部大動脈瘤、心臓疾患 など。

腹部CT検査

肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓などの臓器に発症する悪性腫瘍 など。