CRP C-リアクディブ・プロテイン

基準値

0.30 mg/dL 以下

解説

● CRPは、体の中で炎症が起こっているときや、体の組織が壊れているときに血中で増加するタンパク質です。

CRPは、免疫機能を活性化させることによって、炎症のために生じた体内の病的な物質を分解するはたらきをします。炎症や体の組織が壊れているような状態で上昇する代表的な検査項目となっており、炎症を引き起こす病変があることや、その程度をとてもよく反映します。このため感染症膠原病などの炎症を伴う病気の活動性や重症度の判定をするのに役立ちます。


CRPは、性別、年齢、食事、運動、時間などによる影響はほとんどありません。

病気の治療方針をどうするのか、回復の見込みがどれくらいあるのかを判断する指標としても用いられています。

高値のときに疑う疾患

様々な炎症を伴う病気

細菌・ウイルス感染症、リウマチ熱、関節リウマチ、悪性腫瘍、悪性リンパ腫、熱傷、外傷(けが)、急性心筋梗塞、外科手術後、抗凝固剤投与時 など