男性 0.61~1.04 mg/dL
女性 0.47~0.79 mg/dL
● クレアチニンは、筋肉内でクレアチンから産生される非蛋白性の窒素化合物です。食事などの影響を受けないため腎機能を評価するための優れた指標として用いられています。
クレアチニンは、クレアチンから筋肉量に比例(1.5~2%)して尿中のみに排泄され、腎機能の低下とともに血中で上昇するため、腎機能の指標に用いられています。
クレアチニンの産生量は筋肉総量と比例するため、男性より女性、成人より小児の方が低めの値となります。また肥満者では体重に占める筋肉の割合が低いため体重に比べ低値をとることがあります。
腎機能障害(糸球体腎炎、腎不全、うっ血性心不全)
血液濃縮(脱水症、火傷)
筋肉の細胞肥大(末端肥大症、巨人症) など
尿中排泄量の増加(尿崩症、妊娠)、筋萎縮(筋ジストロフィー、甲状腺疾患)、産生障害(肝障害) など