40～122 U/L

● アミラーゼ（AMY）は、膵臓や唾液腺より分泌される消化酵素です。急性膵炎や耳下腺炎で上昇します。

アミラーゼは、デンプンを分解しグルコース、マルトースやオリゴ糖を生成する酵素に命名された総称であり、別名ジアスターゼとも呼ばれています。

主に膵臓と唾液腺より分泌されますが、膵臓から最も多量に分泌されるので膵臓の障害を調べるための代表的な検査となっています。

通常は、スクリーニングとしてアミラーゼ（AMY）の総活性を測定し、異常値をみた場合にアミラーゼ・アイソザイム（アミラーゼの分画）を測定し損傷した臓器を推定します。

膵疾患（急性・慢性膵炎、膵癌、膵嚢胞）、肝障害、耳下腺炎、高唾液腺型アミラーゼ血症　など

膵・唾液腺の荒廃による分泌低下、シェーグレン症候群　など

アミラーゼ・アイソザイムは、P型およびS型の2種類が存在します。

a）P型アミラーゼ

　　膵臓（Pancreas）に多く存在し、膵臓疾患で上昇します。

b）S型アミラーゼ

　　唾液腺（Salivary gland）に多く存在し、唾液腺疾患で上昇します。

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